創設30年記念・樂土の森現代美術展2026
「BE NOW」
2026年2月27日(金)~3月15日(月)/会期中<金・土・日・月>オープン
主催:樂土の森アートプロジェクト
後援:袋井市教育委員会 掛川市教育委員会
協力:袋井清掃株式会社(駐車場)、鳥井事務所、PLANplus
参加作家/ 遠藤加奈、柴田智明、夏目とも子、松村かおり


静岡県袋井市、茶畑の広がる丘陵地にある樂土の森。
創設30年を記念した現代アート展覧会に参加しました。
会期1年前から参加作家4名+代表マツダイチロウ氏でコンセプトの協議を行いつつ、
それぞれの展示エリアのメンテナンスや間取りの改変、新しい展示空間の創出、茶室の設えへの挑戦など、
さまざまな協働によって作り上げました。

「樂土の森」では初の建造物である工房。
資料によると1997年秋から1年をかけて設営されたようだ。
今展示へ向けての準備期間、塞がれて久しい居室を開いた瞬間、
窓から光が射し込み、沈殿していた埃と共に、かつての亡霊が目を覚ましたかのように景色が揺れた。
設計図を持たず、必要の要請と現場採寸で立ちあがった建物。
この場所の亡霊たちと遊ぶため、樂土舎のありようとは逆の制作方法はいったい何だろうと考えた私は、
手芸店で編み物キット「 1玉くまちゃん」を求め、編み始めた。
レシピ通りに作ったはずが、1玉では完成せず、追加の毛糸を買い足し、少し太った困り顔のくまのぬいぐるみが出来た。
生きる日々は、設計図通りにいかない事の方が多い。
未来への展望は霧の中、ひととき 寝(やす)み、手探りで遊びゆく。
「遊ぼう 寝(やす)もう― 樂土舎の亡霊」
毛糸、羊毛、クレヨン、パラフィン、レース 、
樂土舎の堆積物 ( 打ち捨てられた陶片、園芸ネット、雨樋、トタン板、白伸縮布、遠藤加奈作品の欠片)、
游山窯の陶作品
作家4名が協働した茶室内では、美術家・松村かおり氏が木版画で使用した「版木」の彫り跡を、
夏目作成の積層パネルに真似彫りを試みたコラボレーション作品を制作。
松村氏作の原版と積層パネルの二点で1セットの「風炉先屏風(ふろさきびょうぶ)」として茶室へ展示。
茶会中はロウソクの揺らぐ灯で作品を鑑賞できました。
展覧会期の序盤と最終日にはライブ演奏会も開催。いずれの演奏者も展示作品を舞台として、
それぞれの奏でる音が、場と作品に響きあいました。




























