「鴨江の壁 2017 ロビー 行き交う場所」

Wall of Kamoe 2017 Lobby / Places to Come and Go

制作期間(公開制作・市民参加) 2017年10月~2018年3月

展示発表 2018年3月9日~18日 

原状復帰作業(埋戻し) 3月26日~28日

壁lobbyフライヤ表.jpg
壁lobbyフライヤ裏.jpg

日々さまざまな人が通り行き交う、浜松市鴨江アートセンターのロビー。

その壁の一部を、ひと冬の期間をかけて塗装の重ねを行いました。

壁が支え続けた100年(過去)と、ロビーに響く人々の話声や正面ドアから入る空気やにおい(現在)を

感じながら色彩を塗りこめる作業は、建物のもつ静かな存在感を受け止める時間です。

20回以上の塗り重ねの後、最後に白い壁色が塗られ、一見もとの状態へ。ここまでの作業は作家が行いました。

その後、実際にこのロビーを使う人、通り過ぎる人、縁のある人が「削る」作業を行いました。

ひとり30㎝ 延べ約200人の参加により、ロビーの壁に色の層を含んだ線が少しずつ拡がっていきました。

削ることを体験した人々の感想ノートには様々な言葉が並びました。

「刻むことの身体性」「線1本にひとりひとりの存在感」「公共の壁に傷をつける背徳感と快感」

様々な思いを受け止めた壁は、会期終了後【公共の場所】という性格から、

彫られた線を埋戻す、見た目の原状復帰が行われました。

これらの行為と作品は人の記憶の片隅にのみ残り、今はまた静かに建物を支える壁となって同じ場所に存在しています。

 
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制作過程はSNSで随時公開されていました。

色塗りから埋戻しまでの様子を作家とアートセンタースタッフの両視点から報告されています。

現在は当時の記録としてこちらから閲覧できます。

​制作過程

Process

Workshop

Workshop

「30cmを刻む・つなげる」

1、壁には色が隠れています。

  ご自身の気持ちの良い線をゆっくりと刻んでください。

2、始点から終点まで 30cmの途切れのない1本の線に

  なるようにします。

​3、あなたの終点は、次に刻む人の始点になります。

展示

Exhibition

線の集積

展示

Exhibition

ロビーの様子

​原状復帰 埋戻し

Restoration

Filling the incisions and restoring the wall